
「美容師なのに、なぜAI?」とよく聞かれます
僕は美容師歴30年。ずっとハサミを握って、現場に立ち続けてきた人間です。そんな僕が「これからはAIも使っていきます」と言い出すと、たいてい少し不思議な顔をされます。
正直、その反応はよく分かるんです。髪を切ることと、AI。一見、まったく別のことに見えますよね。
でも僕の中では、この2つは地続きなんです。「やっていることが違うようで、すべて、僕の中で繋がってる」。この記事では、その理由、つまりSDY DESIGN AIを始めた想いを、ゆっくりお話しさせてください。
転機は2021年。「掛け持ちながらの担当」をやめた日
きっかけは、2021年の1月にさかのぼります。
このとき僕は、ブランドを変え、店を移し、働き方をマンツーマンに切り替えたんです。アシスタントと組んで何人かを並行して担当するスタイルから、最初から最後まで、一人のお客様にじっくり向き合うスタイルへ。
数字だけ見ると、担当する人数は2割ほど減りました。それでも売上は落ちず、むしろ客単価は4割以上伸びていったんですね。「掛け持ちながらの担当」から「少ない人数に、深く価値を届けて選ばれる」へ。この移行が、僕の現場・教育・発信・経営を一本の線でつなぐ起点になりました。
ずっと感じていた違和感。感覚のままだと、人に渡せない
ただ、結果が出ていても、心のどこかで消耗している感覚があったんです。
いちばん引っかかっていたのは、「感覚のままだと、人に渡せない」ということ。現場で積み上げてきた判断や技術が、自分の中にしか残っていきません。
- 他の人に、思うように伝わらない
- お客様に、価値として説明しきれない
- 発信しても、思想として積み上がっていかない
美容師は、本来もっと価値の高い仕事だと思っています。それなのに、感覚頼みと根性だけで、忙しく消耗して終わってしまう人が少なくありません。この業界の空気こそ、僕が本当に変えたいものでした。
だからAIでした。「感覚を構造化する」ための道具
ここでAIが出てきます。といっても、流行っているから飛びついたわけではありません。
頭の中にしかない判断や感覚を、言葉にして、人に渡せる形へ整える。そのための実務道具として選びました。目的はあくまで、感覚を構造化すること。AIはその手段です。
順番こそ大事だと考えています。まず、美容師としての技術と髪の知識があること。それが大前提で、その上にもう一軸としてAIが乗る。
ここを取り違えないようにしています。
実際、こんなこともありました。施術中の待ち時間に、お客様と一緒にAIの使い方を設定したんです。次の来店で「この間のやつ、使ったらすごかったよ」と会話が始まります。美容師と過ごす時間が、お客様の毎日を少し楽にする時間にもなる。これも僕にとっては、立派な価値提供なんですよね。
SDY DESIGN AIで、やりたいこと
やりたいことは、そんなに複雑ではありません。思考と技術とAIをかけ合わせて、美容師とお客様、その両方の「再現性」をつくることです。
感覚を構造化して、価値で選ばれる美容師を増やしたい。そしてお客様には、サロンにいる時間だけでなく、いない時間もきれいに過ごせる状態を届けたい。今だけをよく見せる技術ではなく、その先の毎日まで見据えた提案をしていきたいと思っています。
じつはこの記事自体も、「話す→文字起こし→文章化」という流れで形にした発信のひとつです。頭の中にあった想いを、話した言葉のまま渡して、こうして文章になっている。これこそ、僕がやろうとしていることそのものなんですよね。
まだまだ、これからが本番です
えらそうに書いてきましたが、僕自身もまだ進化の途中です。現場に立って、人に伝えて、発信して、AIと一緒に手を動かしながら、今も少しずつ形にしています。
美容師とお客様が、よりHappyに。感覚と根性だけで消耗する空気を、そして僕らの大切な時間を、ここから少しずつでも変えていきたい。もしこの想いに、どこか重なるものを感じてもらえたなら、ぜひ一緒に進んでいけたら嬉しいです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。まだまだこれからが本番。
いつも、いつまでも、自分らしく。
SDY DESIGN AIでは、美容師さん向けの無料オンラインセミナーを開いています。次回の開催日と参加方法は、LINEのオープンチャットでご案内しています。友だち追加は不要で、別の名前で参加できます。
SDY DESIGN AIの全体像は、こちらのページにまとめています。

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